REIT型の1月リターン1位は「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」(-0.06%)

REIT型の1月リターン1位は「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」だった。同ファンドは、米国リートETFの配当金と、ブラジル・レアルによる収益の確保を目指すファンドである。1月の米国リート市場は大幅に下落した。代表的な指数であるダウ・ジョーンズ米国不動産キャップド指数(米ドルベース)の月間騰落率はマイナス8.1%となった。FRB(米連邦準備制度理事会)が金融緩和解除に前向きなタカ派姿勢を強めたことから長期金利が上昇。リート市場への売り圧力が強まったからだ。ただ、ブラジル・レアルが対円で上昇したことから、同ファンドは小幅なマイナスとなった。

REIT型ファンドはすべてのファンドがマイナス

REIT型ファンドは2022年1月に約60億円の資金流入超となり、1年ぶりに流入超へと転じた。ただ、1カ月リターンはすべてのファンドがマイナスとなった。米国でFRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測が強まり、長期金利が上昇。リートの利回りとのスプレッドが縮小したことや、株式市場が下落したことが嫌気された。1月のREIT型ファンドのリターンはマイナス6.1%となり、外国株式(マイナス8.8%)、国内株式(マイナス7.3%)に次ぐ3番目の悪さだった。