【2022年1月号】SMBC日興証券 人気ファンドランキング トップ10

2021年12月、SMBC日興証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型（為替ヘッジなし）予想分配金提示型」の概要

SMBC日興証券の2021年12月ランキング1位は、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型（為替ヘッジなし）予想分配金提示型」だった。同ファンドは米国の成長株に投資するアクティブファンドで、基準価額に応じて毎月支払う分配金額をあらかじめ決めている「予想分配金提示型ファンド」である。12月末時点における基準価格は、以下の通り。

アルファベット（グーグルの親会社）やマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどの成長株に投資できることや、好調なパフォーマンスを背景に、同ファンドには高水準の資金流入が続いている。2021年は9393億円と1兆円近くの資金が流入し、12月末時点の純資産残高は1兆7368億円となった。これは、国内公募の追加型株式投資信託（ETF除く）の中で最大だ。同ファンドの人気は高いので、2022年1月以降もSMBC日興証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

全体を見て：外国株式ファンドが人気

SMBC日興証券では、2021年12月も外国株式ファンドの人気が高かった。2位の「グローバルAIファンド（予想分配金提示型）」は、世界の上場株式の中から、AI（人工知能）の進化、応用によって高い成長が期待される企業の株式に投資を行うアクティブファンドである。実質的な運用は米国のアリアンツ・グローバル・インベスターズU.S.LLCが行う。同ファンドの11月末時点における騰落率は、以下の通り。

ランキング1位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型（為替ヘッジなし）予想分配金提示型」と同じ予想分配金提示型であることや、AI（人工知能）への関心の高さから、SMBC日興証券での人気が高いと考えられる。1月12日時点の純資産残高は約3012億円と3000億円を超えており、今後もどれだけ純資産残高を増やしていくかどうかに注目だ。