運営管理機関を選ぶポイントは?

DCでは、運用商品の提示、情報提供やコールセンターでの対応を行う金融機関のことを『運営管理機関』と呼んでいます。どの金融機関を運営管理機関として選ぶかによって、情報の提供方法や内容、また運用商品のラインナップも変わります。この運営管理機関、企業型の場合は基本的には会社で一つの金融機関にすでに決まっていることが多いです。

一方、iDeCoは企業型DCと異なり、すべて自分でやらなければいけませんが、運営管理機関を自由に選択・決定できます。運営管理機関は途中で変えることもできますが、実際は途中で運営管理機関を変えられる方は多くなく、運営管理機関の選択・決定は非常に重要です。その重要な運営管理機関を選択・決定する際のポイントは幾つかありますが、主なものとしては下記の3つのポイントです。

①手数料:iDeCo加入時に必要な手数料、および年間に必要な事務手数料の水準、運用商品毎の運用手数料(一般的に「信託報酬」と言われます)

②サービス:情報提供の内容や方法、そのコンテンツ等の充実度、コールセンター等のフォロー体制

③運用商品ラインナップ:ラインナップされている運用商品の傾向やご自身が運用してみたいカテゴリーの運用商品の有無等

手数料の多寡(たか)は当然重要ですが、企業型と異なりiDeCoの場合は自発的に情報収集をしなければなりませんので、②の加入後のサービス体制やその充実度は重要なポイントです。人によって各ポイントの軽重は異なると思いますが、一般的には上記3点を運営管理機関選択時のポイントとして、候補数社の中から選択されるのが良いでしょう。