金融に詳しい政治家に直撃インタビューする「永田町のキーパーソンに聴く」。
今回は自民党の片山さつき元規制改革相に、岸田内閣が掲げる「資産運用立国」の実現に向けた道筋や新NISAへの期待などについて聞きました。
現在は党の金融調査会長などを務める片山氏。インタビューでは、日本の運用水準が他国に大差をつけられている現状に強い危機感を示しました。運用を担う人材・組織は有望な投資先を見極めることが使命である以上、本来であればディープテック(先端技術)に関する理系的知識と、企業会計のような文系知識の両方に通じている必要があると片山氏は指摘します。そのような知見を備えている海外の優秀な人材を招いて運用の活性化を促すため、外国の投資ファンドが日本に参入する際のコンプライアンスコストを軽減する措置を導入すべきだと述べます。