商取引において一方の当事者がもう一方の当事者よりも情報を豊富に保有する。格差とも言える情報偏在の構造が「情報の非対称性」である。経済学でいう市場の失敗が生じる土壌のひとつとされ、専門性の高い分野において際立つと言われている。その典型的な領域が金融分野、なかでも個人向けリテールビジネスだ。
証券ビジネスにおいて長らく日陰の立場にあった「債券」が、今、注目を集めている。 株式取引に比べ、個人投資家がその情報を得るのが困難とされる債券取引に内在する「情報の非対称性」。 そこから何が見えてくるのか、金融ジャーナリスト・浪川 攻氏が鋭く切り込む。連載第5弾。
商取引において一方の当事者がもう一方の当事者よりも情報を豊富に保有する。格差とも言える情報偏在の構造が「情報の非対称性」である。経済学でいう市場の失敗が生じる土壌のひとつとされ、専門性の高い分野において際立つと言われている。その典型的な領域が金融分野、なかでも個人向けリテールビジネスだ。
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著者情報
浪川攻
なみかわ・おさむ
金融ジャーナリスト
1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカー勤務を経て記者に。1987年株式会社きんざいに入社。「週刊金融財政事情」でデスクを務める。1998年東洋経済新報社と記者契約、国会予算委員会公聴会の公述人に選任(雑誌記者として初)。2016年にフリー。「ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち」「証券会社がなくなる日」(講談社現代新書)など著書多数。
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