わが国における証券制度改革を巡っては、米国の追随パターンが指摘されてきた。「米国に20年遅れて実現する」といった話である。確かにその傾向はあるのだが、追随のようでいながら追随にはなっていない「似て非なるもの」のパターンもある。なかでも証券リテールビジネスにはそのようなケースが少なくない。
米国に倣う傾向が指摘される日本の証券ビジネス改革。しかし、なかには「似て非なるもの」の改革も存在するようだ。金融ジャーナリスト・浪川 攻氏が、これからの日本の証券リテールビジネスについて鋭く切り込む連載第2弾。
わが国における証券制度改革を巡っては、米国の追随パターンが指摘されてきた。「米国に20年遅れて実現する」といった話である。確かにその傾向はあるのだが、追随のようでいながら追随にはなっていない「似て非なるもの」のパターンもある。なかでも証券リテールビジネスにはそのようなケースが少なくない。
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浪川攻の一刀両断


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著者情報

浪川攻
なみかわ・おさむ
金融ジャーナリスト
1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカー勤務を経て記者に。1987年株式会社きんざいに入社。「週刊金融財政事情」でデスクを務める。1998年東洋経済新報社と記者契約、国会予算委員会公聴会の公述人に選任(雑誌記者として初)。2016年にフリー。「ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち」「証券会社がなくなる日」(講談社現代新書)など著書多数。
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