定期積立だけではなく、つみたてNISAを活用
渡辺さんは月2万円を定期預金に積み立てているそうですが、すべて銀行に預金するのではなく、一部を「つみたてNISA」で積み立てることをご提案します。なぜなら、昨今銀行預金では、お金を増やすことはほぼ不可能です。20代の渡辺さんにはぜひ投資にチャレンジしてほしいと思います。投資にも色々ありますが、まずは税制優遇を最大限活用した「つみたてNISA」で資産形成をするのがよいでしょう。運用益が非課税になり、途中で解約して使うこともできるからです。
例えば、定期積立の月2万円のうち1万円は今まで通り銀行の積み立てに、残りの1万円を「つみたてNISA」で運用してはいかがでしょうか。増やす部分と守る部分の両方を維持することができます。
では、どのような商品で運用するのがよいでしょうか。
老後まで40年以上ある渡辺さんでしたら、株式型の投資信託で、インデックス型だけではなくアクティブ型の投資信託を混ぜて資産形成をしてはいかがでしょうか。割合は、アクティブ型商品へ3割、残りの7割をインデックス型を目安にしてみましょう。「つみたてNISA」の中で選べるアクティブ型の商品は限られているかもしれませんが、扱う商品数の多いネット証券会社に口座を開いておけば、選択の幅は広がるでしょう。