金融教育ツールとして考える

私は3人の孫がある程度の理解力が出てきた時点で、次のようなことを伝えたいと思います。

● ジイジはなぜ「こどもNISA」のお金を長期拠出しているのか。
● なぜ定期預金や学資保険でなく、価格変動のある投資信託の長期積立をしているのか。
● 相場を見て売買する株式投資と、「こどもNISA」の中で行なっていることは何が違うのか。
● 今の時価はいくらくらいで、その金額は一般にどんな価値があるのか。このお金をどう将来に役立ててもらいたいと思っているのか。

「今、なぜ株価が上がっているのか、下がっているのか」とか「どうなったら為替が円安になるのか」といった話は、してもいいですが、私はしないと思います。

彼らに本当に必要な「金融リテラシー」とはそういうことではなく、「お金と人生との関係」、「今の欲望を我慢して将来にとっておくことの価値」、そして「資本市場の仕組みを自分の人生設計に賢く活かす考え方」といったことだと思っているからです。

とはいえ、「こどもNISA」の中で何を買うかといった初期セットアップは私たちが考え、リードする必要があります。次の機会には、そうした具体的なアクションについても考えてみたいと思います。

2027年1月スタートの予定ですが、そもそも無期限の制度ですし、600万円の上限以上の元本は入れられないのですから焦る必要はありません。お子さん・お孫さんが小さいなら特に。

私自身も、3人の孫に対する「未来に備えるためのお金と、一生役立つ考え方のプレゼント」のための制度だと思い、さらにじっくり考えてみたいと思います。

 

本コラムは作成時点の税制改正大綱などに基づき、アモーヴァ・アセットマネジメントが情報提供を目的として作成したものです。制度の詳細は今後変更される可能性があり、記載内容が最終的な制度と一致しない場合があることにご留意ください。
本コラムにおける「こどもNISA」とは通称であり、2027年から拡充予定のNISA制度において、つみたて投資枠の年齢要件が撤廃され、対象年齢が0歳~17歳に拡大されることを指します。
本コラムにおける贈与税等に関する内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の税務アドバイスを行なうものではありません。実際のお取引や意思決定にあたっては、お客様ご自身の責任においてご判断いただくとともに、必要に応じて税理士等の専門家へご相談ください。