SNSでの“さらし行為”に怒り心頭
さらに腹立たしかったのは、優衣ちゃんママが発見して送ってくれた二人連れの一方のSNSです。セレブ日記的な内容で、「時間指定制なのに入る時から行列で、前の子どもがまぢうるさい」「鑑賞マナー守れない子を注意しない親、ピキる」「チケット代2800円返してほしい」といった辛辣な言葉が並び、写真の一部には顔こそ分からないものの藍花の姿も映り込んでいました。
楽しい美術鑑賞の時間を台無しにされたのは私たちなのに、こんな形でネットにさらされ、「マナーを守れないうるさい子ども」「子どもに注意もできない親」と決めつけられるのは大心外です。優衣ちゃんママも「これってひどすぎない? 事実と全然違うし、抗議した方がいいよ」と怒り心頭でした。しかし、この女性と同じ土俵に乗るのも業腹で、ぐっと怒りをこらえました。
正直、私が2800円のチケット代を返してほしいくらいです。なんなら、パンケーキ代も!
海外の美術館には18歳未満、12歳未満の子どもは無料というところが多く、子どもが気軽にアートに触れる環境が整備されています。それに比べ、日本の美術館や美術展はしっかり子ども料金を取るところが増えていますし、人気の展覧会に足を運べばこの有り様ですから、日本の子どもはかわいそうだなと思います。
それでも、子どもたちはたくましく育っています。藍花と優衣ちゃんが「絶対リベンジする!」というので、休日でも人の少なそうなオープン直後の時間帯を狙って速攻チケットを取り直しました。
7月以降は子ども料金もかかってくるので、今度こそは母子で4200円分の価値を堪能できることを願っています。
※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。
