安心づくり① 退職金・企業年金をチェックする
老後のお金の不安の多く、あなたが会社員として働いているなら一定程度のメドがたっているかもしれません。というのは「退職金や企業年金」があるからです。
大企業であれば9割以上、全体でも4社に3社以上の会社に退職金制度があります。給料でもらうのではなく、会社が退職時に渡すお金を別途確保してくれる仕組みです。
結果として、「リタイアまで老後の貯金はあまりできていなかったけど、退職金を足したらずいぶん助かった!」ということがしばしばあります。
もし確定給付企業年金、確定拠出年金(企業型)があれば、資産は全額外部保全されているので「倒産などでもらえないかも?」という心配もありません。
ただし、金額がどれくらいかは各社ごとに異なります。社内資料を検索して、ざっくりどれくらいもらえるのか調べてみてください。
また、「退職金・企業年金も物価上昇に応じた引き上げ」をするのが物価上昇時代の基本となります。今後の改定の動向にも注目してみてください。
安心づくり② NISAやiDeCoで少額でも積立投資を開始する
退職金・企業年金をチェックしたら、次はNISAやiDeCoで積立を開始しましょう。iDeCoは60歳までの中途解約ができない条件がついていますが、その代わり老後のために積み立てた掛金額については今時点の所得税や住民税の対象外としてくれる大きなメリットがあります(受取時課税があるが、現役時代より税率は低くなり、金額によっては全額非課税となる)。
NISAとiDeCoはどちらも運用収益非課税となることが魅力です。こちらも本来であれば運用益の20.315%に課税されて、手取りが減ってしまうところ、すべてを未来のお金とすることができます。
このとき、上限いっぱいを無理して積み立てる必要はありません。目の前の生活の安定や充実とのバランスの中で積立額を決めましょう。
そして、昇格昇給が実現したら、積立額もちょっとずつ増やしていけると大きな財産に育ちます。
仮に25歳で月2万円の積立からスタートし、毎年運用収益が4%、掛金額は2.5%ずつ増やしていったとすると、65歳時点ではなんと、3500万円にもなります。
「毎月10万円積み立てないとヤバいのでは」と思うかもしれませんが、月1万円、ボーナスごと6万円(あるいは月0.5万円、ボーナスごと9万円)のような無理のない範囲で資産形成を行えば、老後の安心づくりは十分に可能なのです。
