利益は27年3月期まで高成長 DOE4%で資本効率改善へ
続いて見通しです。今期(26年3月期)は増収増益の計画で、売上高は前期比9.1%増、経常利益は同8.9%増を予想します。取り組みはおおむね順調で、進捗率は第3四半期までの累計で売上高が73.4%、経常利益が83.7%です。
【アルコニックスの業績予想(26年3月期)】
・売上高:2150億円(+9.1%)
・営業利益:88億円(+27.2%)
・経常利益:82億円(+8.9%)
・純利益:54億円(+12.4%)
※()は前期比
※同第3四半期時点における同社の予想
出所:アルコニックス 決算短信
さらに長期の見通しでは、経常利益は31年3月期に150億円以上を目指すとしており、25年3月期(同75.28億円)から倍増する計画です。27年3月期には110億円と、ピーク(22年3月期、同110.09億円)への匹敵を目標とします。成長率で見ると、27年3月期までは高いペースで成長し、以降は緩やかに成長するイメージのようです。
ただし、経常利益は従来、27年3月期に120億円に達する計画でした。短期的には目線を下げた内容となっています。
なお、対資本の利益率は目標が維持されました。ROE(株主資本利益利率)とROIC(投下資本利益率)は、従来どおり27年3月期でそれぞれ12%以上、6%以上を目指します。ROICは以降も改善が続く想定で、31年3月期には8%以上に達する計画です。
資本収益性は株主還元でも押し上げます。DOE(株主資本配当率)目標は従来の3%から4%へ引き上げました。当面は配当水準が高まる見通しで、資本の引き締まりからROEの改善が期待されます。
