iDeCoで保険、何が選ばれている?

iDeCoでは保険も選べる。ただし自身が口座開設するiDeCoの金融機関で取り扱いがない場合は選べないので注意が必要だ。

iDeCoで最も選ばれている保険商品は全年代で共通して5年物の保険で、全体の56.4%を占める。次いで10年物が42.3%となっており、両者で実に98%を超える。

iDeCo元本確保型の選択状況(保険)

iDeCo元本確保型の選択状況(保険)
 

※生保商品および損保商品を合算して分類。それぞれの年限ごとに「確定」「保証期間付終身」などがある

出所:「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」運営管理機関連絡協議会
 

iDeCoで預貯金や保険といった元本確保型商品を選ぶ選択肢もある。確かに元本割れの観点から心配して選ぶ人もいるだろうが、注意点がある。これらの商品は金利が低めで、大きなリターンは期待しにくい。長期運用が基本のiDeCoでは、わずかな利回りの差が将来の受取額に大きく影響してくる。特にインフレが進めば、実質的な資産価値が目減りする可能性もあるのだ。

一方、投資信託なら長期運用で資産成長が見込めるほか、インフレにも対応しやすい。もちろん値動きはあるが、iDeCoは老後資金づくりが目的なので時間を味方につけられる強みがある。預貯金や保険は利益確定後の預け先として活用し、基本は投資信託で運用する。そんな使い分けが、iDeCoを最大限活かすコツといえるだろう。

●iDeCoではどんな投資信託が選ばれているのか。後編「【年代別】iDeCoで選ばれている投資信託“インデックスVSアクティブ”の実際は?「362万人調査」」で詳解している。

調査概要 調査名:「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」調査主体:運営管理機関連絡協議会 公表:2025年11月