共働き夫婦のウェルビーイングは「共家事・共育児」にあり

共働き夫婦がウェルビーイングを高めていくとき、考えなければいけないのは、「仕事(稼ぎ)も分担するなら、家事育児も分担」ということです。

かつての専業主婦世帯の場合「夫は仕事に専念」「妻は家事と育児に専念」という家庭内分担をしていたわけです(このとき、仕事をしている人が偉いわけではなく、ただ家庭内での分担をしていたと考えるべき)。

共働き夫婦の場合、夫婦ともに仕事をしているわけですから、夫婦ともに家事も育児もするべきです。つまり「共家事」「共育児」をするのが当たり前ということです。よく「男性の育児参加」といいますが、参加することはそもそも当たり前なので、この言い方はあまり適切でないかもしれません。

若い世代になるほど共働き夫婦の家事育児分担割合が近づいていきますが、まだまだ女性の割合が高くなっています。そうなると、負担が重いほうのウェルビーイングは低くなってしまいます。

基本的には夫婦の分担割合を「5:5」で、そうでない場合も、「6:4」くらいの分担割合に抑えられると理想的です。これが「7:3」あるいは「8:2」となると、負担が重い方のストレスが高まってしまいます。

私は『共働き夫婦お金の教科書』という本を出していますが、まずは現状の分担割合から、家事や育児のバトンタッチを1割分やってみようとアドバイスしています。

現状としては、東京都の行った「男性の家事・育児実態調査2025」において、未就学児を抱える子育て世帯の家事育児時間(1日あたりの平均)は、男性3時間29分、女性7時間48分となっています。男性の皆さんは、妻の幸福度を高める入り口としても、分担割合の見直しから始めてみましょう。