今、立ち返りたい分散投資―機関投資家の視点に着目
例えば、下記のような投資対象資産が挙げられます。
・金(ゴールド)
・新興国株式
・日本株
いずれも、「オールカントリー」では十分に取り入れられない資産(金はそもそも入っていない)。分散投資は、いざという時のために備えておくというだけでなく、相場の浮き沈みがある中で「取りこぼさない」ために実践するという意味もあります。機関投資家など、プロの投資家はどんなに近年の米国株式市場が好調でも、米国株だけに投資するということはしません。下値抵抗力が期待できる金、長期的な成長に期待する新興国株式、バリュエーションの観点でまだ投資妙味がある日本株を、現在の米国株中心のポートフォリオに「ちょい足し」することで自動的に分散投資が実現できます。
楽天証券客員研究員 ファンドアナリスト
篠田 尚子氏
慶應義塾大学卒業後、国内銀行を経て2006年ロイター・ジャパン入社。傘下の投資信託評価機関リッパーにて、投信業界の分析レポート執筆、評価分析などの業務に従事。2013年、楽天証券経済研究所入所。日本には数少ないファンドアナリストとして、評価分析業務の他、資産形成セミナーの講師も務めるなど投資教育にも積極的に取り組む。近著に『【2024年新制度対応版】NISA&iDeCo完全ガイド』『FP&投資信託のプロが教える新NISA完全ガイド』(ともにSBクリエイティブ)。
