2024年中に新NISAで金融商品を購入した全国の10代~70代の男女7610人を対象に実施された「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」(日本証券業協会)。同調査では購入・売却金額や銘柄数、購入・売却商品とその理由や損益などを聞いている。そのうち30代に絞った「つみたて投資枠」投資額について傾向を見ていこう。
【男性30代】つみたて投資枠1位「20万円~40万円未満」が約2割
男性30代のつみたて投資枠の購入金額は、「20万円~40万円未満」が17.9%とトップとなった。月額に換算すると約1万6000~3万3000円の積立額となる。
男性30代「つみたて投資枠」購入金額ランキング
1位 20万円~40万円未満 17.9%
2位 120万円 16.6%
3位 10万円~20万円未満 15.0%
4位 5万円未満 11.8%
5位 40万円~60万円未満 11.6%
6位 60万円~80万円未満 9.4%
7位 5万円~10万円未満 7.4%
8位 80万円~100万円未満 5.4%
9位 100万円~120万円未満 5.0%
(n=747)
2位は満額の「120万円」が16.6%。次いで少額帯の「10万~20万円未満」、「5万円未満」「40万円~60万円未満」と続く。ここまでの順位傾向は40代男性と同様であり、以下の順位もほぼ変わらなかった。
他の年代と比較すると、30代男性は購入金額帯の割合に特にばらつきがある傾向が特徴的だ。30代は人によってライフステージが異なり、当然、つみたて投資枠に使える金額にも差異がある。なお30代男性の平均購入額は51.0万円だった。