「FANG+(ファングプラス)」はICEデータが算出する株価指数です。NISAでは、同指数を参照するインデックス型ファンドがよく買われているようです。

ではなぜFANG+は人気なのでしょうか。理由を探ってみましょう。

米ハイテク10銘柄へ「等ウェート」で投資

まずは指数の概要を紹介します。

FANG+は、正式には「NYSE FANG+指数」のことです。アメリカの株価指数で、ハイテク大手10銘柄で構成されます。

「FANG」は、指数の主要4銘柄の頭文字から取られた造語です。4銘柄は、フェイスブック(現・メタ)、アマゾン、ネットフリックス、グーグル(上場持株会社はアルファベット)を指します。

このFANG銘柄に、アップルとマイクロソフトを加えた「FAANMG」銘柄が指数の中核です。

【NYSE FANG+指数の構成銘柄】

・メタ
・アマゾン
・アップル
・ネットフリックス
・マイクロソフト
・アルファベット
・エヌビディア
・サービスナウ
・ブロードコム
・クラウドストライク
※2025年2月25日時点

出所:ICE NYSE FANG+インデックス

指数の特徴の1つが等ウェートです。等ウェートとは、銘柄の組み入れに重みを付けず、均等な構成にする方法を指します。FANG+は10銘柄のため、基本的に10%ずつの組み入れです。

なお、各銘柄で値動きが異なるため、途中で組み入れ比率は変動します。組み入れ比率は、四半期ごと(3月、6月、9月、12月)の定期入れ替えで等ウェートに調整されます。