確定拠出年金とNISA、それぞれの活用も視野に
確定拠出年金もNISAと同様、運用益に税金はかかりません。さらに確定拠出年金の場合は、運用益のみならず掛金も非課税、受取時には各種の控除で税金が軽減されるメリットもあります。この点は確定拠出年金ならではの特徴です。
NISAへ移すかを迷っているというケースでは、確定拠出年金の受取方法で年金受取を選べるなら一部をNISAに移すなどの方法をとることも可能でしょう。確定拠出年金とNISAは併用できるため、両方を上手に活用することを視野に入れてもよさそうです。
一方、受取方法が一括受取の場合は、確定拠出年金の受取上限の75歳が近づく前に徐々に元本確保型商品に移し替え、資産を守りながら受取時期を見定めていきましょう。
確定拠出年金の運用における商品選びの重要性を教えてくれたT.Mさん。ポイントは会社の資産運用に関する説明会での気付きにあったようです。そして何よりT.Mさんの決断力、実行力が実を結んだ結果といえましょう。
T.Mさんの企業型確定拠出年金の運用損益:約300万円のプラス
(75歳まで、あと15年の運用継続を検討中)