「70代家族あり」の1位も「3000万円以上」
70代が世帯主の二人以上世帯の金融資産保有額のグラフは以下のとおりです。
70代の金融資産保有額ランキング(二人以上世帯)
1位 3000万円以上 24.3%
2位 1000万~1500万円未満 12.7%
3位 2000万~3000万円未満 9.1%
4位 1500万~2000万円未満 8.2%
5位 500万~700万円未満 7.7%
1位は単身世帯と同じく「3000万円以上」。割合もほぼ同じ(24.3%)で、4世帯のうち1世帯が、3000万円以上を保有していることが分かります。
また1位から4位までの結果をまとめると、全体のうちおよそ半数(54.3%)の世帯が1000万円以上を保有。夫婦や家族での生活を視野に入れて、余裕を持たせた資産管理を行っている傾向が見て取れます。なお、平均は2188万円、中央値は1100万円でした。
●具体的に金融資産は何をどのくらい持っているのでしょうか。後編「70代はいくら預貯金を持っているのか? 株式、投資信託…金融資産の平均保有額が明らかに」にて詳しく解説します。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査