70代単身者の1位は「3000万円以上」

70代の人はどの程度、金融資産を持っているのでしょうか。単身世帯と二人以上世帯をそれぞれ見てみましょう。

70代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数377)

1位 3000万円以上    23.6%
2位    1000万~1500万円未満     11.7%
3位    2000万~3000万円未満    11.1%
4位    500万~700万円未満     9.0%
5位    100万円未満     8.0%

まずは単身世帯から。1位は「3000万円以上」(23.6%)で、2位と3位も1000万円を超えています。リタイア直後と比べると老後資金は減るはずですが、多くの人が「人生100年時代」の到来を見据え、計画的な資産管理を行っているということでしょう。

一方で、4位は「500万~700万円未満」(9.0%)、5位は「100万円未満」(8.0%)と低めの金額に。資産額の差が浮き彫りになる結果となりました。なお、平均は2104万円、中央値(※)は1100万円でした。

※数値データを並べた時に中央に来る値のこと