40代二人以上世帯が予想する最低生活費は34万円
続いて40代二人以上世帯の結果を見てみましょう。

20代 52万円
30代 39万円
40代 34万円
50代 35万円
60代 32万円
70代 31万円
二人以上世帯でも、先ほどの単身世帯と同様、老後はひと月当たり34万円の生活費が最低かかると予想しています。ただ二人以上世帯では、40代以降とのギャップは縮まる傾向にあるようです。老後生活が始まる人も多い60代の二人以上世帯は最低予想生活費を32万円と回答しています。その他50代、70代を見ても金額に大きな差はない結果となりました。
40代が見込む老後の毎月の生活費、単身者も二人以上世帯も34万円
上述のとおり、40代が予想する老後の毎月の生活費は、単身者は34万円、二人以上世帯は34万円を見込んでいることが調査の結果からわかりました。まだ老後の生活を具体的にイメージできないのか、老後世代と比較して高い金額を挙げているようです。実際にどのように資金を準備しているかについては、下記の記事でも解説もしています。
【関連記事】【40代】老後の「生活資金源」ランキング!公的年金だけでは不安な現役世代は何に頼っているのか?
近年は老後資金2000万円問題や年金制度への不満、さまざまな形で老後生活への不安が叫ばれます。とはいえ、未来はわからないものです。過度に不安がり、今の生活がおざなりになってもいけません。資産の棚卸をして老後に向けて足りないお金を洗い出したり、できる範囲で節約をしたりして、老後のための資産形成ための資金を捻出するなど、無理のない範囲で備えることが肝要でしょう。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査