単身者「年金や保険、金融資産が十分でない」を理由に老後不安を感じる
まずは単身者からです。
1位 十分な金融資産がないから 74.5%
2位 年金や保険が十分ではないから 48.3%
3位 現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備(貯蓄など)していないから33.3%
4位 生活の見通しが立たないほど物価が上昇することがあり得ると考えられるから32.1%
5位 退職一時金が十分ではないから 22.1%
50代単身者が老後の生活が心配な理由として寄せた回答の1位は「十分な金融資産がないから」で74.5%でした。2位は「年金や保険が十分ではないから」48.3%、3位「老後に備えて準備していない」33.3%と続きます。定年が迫っている50代でも金融資産に不安のある人が多いという結果でした。続いて、二人以上世帯はどうでしょうか。
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二人以上世帯は「物価上昇」をより懸念
1位 十分な金融資産がないから 70.5%
2位 年金や保険が十分ではないから 44.2%
3位 生活の見通しが立たないほど物価が上昇することがあり得ると考えられるから 35.9%
4位 現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備(貯蓄など)していないから29.0%
5位 退職一時金が十分ではないから 25.2%
50代二人以上世帯が老後を心配している理由として寄せた回答で1位となったのは「十分な金融資産がないから」で70.5%でした。2位は「年金や保険が十分ではないから」44.2%と、上位2位までは単身者と変わらない結果に。ただし単身者だと4位だった「物価上昇」を老後生活が不安である理由に挙げる人は多く、35.9%で3位になりました。
それ以外にも単身者とギャップが大きい回答がありました。「再就職などにより収入が得られる見込みがないから」で、単身者の17.1%に対し約9%下回る結果となっています。
老後の不安を解消する方法はあるのでしょうか。調査では「老後の生活を心配していない人」にもその理由を聞いていますので、ヒントを探っていきましょう。