「資産が減った」人の理由は?
30代単身者の資産が減った理由は「定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから」「株式、債券価格の低下により、これらの評価額が減少したから」「その他」が28%ずつと同率トップでした。
1位 定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから 28.0%
1位 株式、債券価格の低下により、これらの評価額が減少したから 28.0%
1位 その他 28.0%
4位 土地・住宅購入費用の支出があったから 8.0%
4位 旅行、レジャー費用の支出があったから 8.0%
二人以上世帯の資産が減った理由も1位は「定収の減少による金融資産の取り崩し」でした。2位に「子どもの教育費用の支出」、4位に「扶養家族が増えたから」がランクインしているのが特徴といえそうです。
1位 定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから 30.3%
2位 こどもの教育費用、結婚費用の支出があったから 25.0%
3位 耐久消費財(自動車、家具、家電等)購入費用の支出があったから 23.7%
4位 扶養家族が増えたから 19.7%
30代の資産運用は長期目線で
30代のみなさんは将来の値上がりや利回りを重視して運用商品を選ぶ傾向にあることが分かりました。年代的にもまだ若いため、運用期間が長くとれるメリットを生かしリスクを取った運用で資産形成を目指すのは理にかなっているといえそうです。
資産が増えた人の理由は収入増や好調な運用にあり、減った人は住宅取得や扶養家族が増えたなどの年代的な要因も見られます。来たる40代、50代に向け、今から長期的な目線で地道に資産形成を続けていくことがカギとなるでしょう。
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<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査