30代の6割はボーナスあり

ところでボーナス(臨時収入)自体があった人となかった人はどちらが多かったのでしょうか。

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数214)

臨時収入等がなかった    39.3%
臨時収入等があった    60.7%

「臨時収入等があった」単身者は約6割でした。単身者の全世代平均では、臨時収入等があった人が約4割でしたので、逆の結果となりました。20代でも同傾向にあり、若い世代の特徴といえそうです。また、30代が世帯主の二人以上世帯も同様です。

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数464)

臨時収入等がなかった    25.6%
臨時収入等があった    74.4%

「臨時収入等があった」との回答は何と約75%にも上り、実は全世代で最も高い結果となりました。なんともうらやましい限りです。30代は企業でも中堅の世代。働き盛りの即戦力として、昨今の人手不足のなかボーナスなどの支給でますます活躍してもらいたいという企業側の期待の表れかもしれません。

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ボーナスは貯蓄した? 結果は二極化

臨時収入があった30代の人はどの程度を貯蓄に充てたのでしょうか。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数214)

1位    60%以上    18.2%
2位    貯蓄しなかった    16.8%
3位    50~60%未満    9.3%
4位    10~20%以上    7.0%

30代単身者は「60%以上」貯蓄したという回答が約2割と最も多く、堅実な姿勢が伺えます。「50~60%未満」を併せれば、約3人に1人は、ボーナスの半分は貯蓄したことになります。二人以上世帯ではどうでしょうか。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数464)

1位    貯蓄しなかった    20.5%
2位    60%以上    15.5%
3位    50~60%未満    12.1%
4位    10~20%未満    9.7%

二人以上世帯では「貯蓄しなかった」が約2割とトップ。2位以下は「60%以上」「50~60%未満」とボーナスの半分以上を貯蓄したという人回答が続きました。