今回の一つ目の結論をお話ししましょう。選挙期間中に株価が低迷していたケースだけをまとめてみました。

 

2024年を含め4回あります。始まりは2000年の森政権時の選挙です。意外だと感じたのは2014年安倍さんの最初の選挙ですね。最初の選挙ということもあり、安倍政権を不安視していたのか、いったん調子は良かったものの、最後は尻すぼみで落ちていくようなパターンになりました。

21年、岸田さんのときの選挙もあまり悪くなかった。株式市場的には元気がなかったようです。

さて、ここまでは選挙前を見てきました。選挙が終わったあと株式市場はどうなるのか。まとめたのがこのグラフです。

 

プラスマイナス3%くらいでしょうか。過去の選挙で、選挙前の10営業日、株価が低迷していたケースというのは、その後も1か月くらいは株価は大したことはない。あまり期待できないと言えそうです。

今回もこのアノマリーに当てはめると選挙後の株価にはあまり期待できなさそうですね。大きくリバウンドはなさそうな形になる。

今度は、衆議院選挙後の日経平均株価の動きを1993年から2021年までまとめてみました。

 

選挙後にすごく株が上がったのは2012年、自民党が政権を取り返したときです。逆にダメだったケースもあります。不良債権処理問題があった2003年の11月小泉さんの1回目の選挙では、選挙後に下がっている。