私たちが資産形成をするためには、「収入を増やす」「支出を減らす」「資産運用で利益を上げる」という3つのことを同時に考える必要があります。つまり、収入を増やし支出を減らすことによって、余裕資金が生まれ資産運用できます。

筆者は、社会保険制度を理解することによって、年金を増やすことができたり、不要な保険に入らなくて済むことができれば、資産運用の原資が捻出できると考えています。今回は、20代の人たちに是非とも知っておいてもらいたい社会保険の概要を解説していきます。

社会保険とは?

社会保険とは、国民年金、厚生年金保険、健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度、介護保険、労災保険、雇用保険など、私たちの生活を安定させるための保険制度のことです。

下図のように、会社員のための制度を分類すると社会保険(狭義)と労働保険に分かれ、20代の方たち、特に会社員に関係深いのは、社会保険(狭義)では主に厚生年金保険と健康保険、労働保険では主に労災保険と雇用保険になります。

【主な社会保険制度】

筆者作成