外野に惑わされない「自分の投資スタイル」を持つヒント
投資で苦しいときには、自分が投資を始めるときに読んだ本、投資の古典的名著を何度も読み返す習慣を身につけると、自分の投資スタイルの確立に大いに役立ちます。
なんとなく投資を始めてしまい、自分の中に立ち返る場所、よって立つ場所がない場合は、投資の継続は難しくなります。長期投資の旅の先は長いです。いまからでも、自分のよって立つ本を見つけ、投資スタイルを確立しましょう。
なお、相場の騰落を煽(あお)って大騒ぎすることで収益増加を目指せるX(旧Twitter)やYouTubeなどのSNSは、よって立つ場所としておすすめしません。一生付き合えるきちんとした本を一冊、手元に置いていつでも読めるようにしておきましょう(もちろん電子書籍でも可)。
資産運用とは「売買」ではなく「保有」、長期的視野でゆったり構えて
資産運用とは「売買」することではなく、資産を「保有」していることです。新NISAの非課税期間は「無期限」。短期的な相場の騰落は横目で“チラ見”する程度にして、長期的視野でゆったり構えて「長期・分散・低コスト」の投資を継続していきましょう。
ブロガー 水瀬 ケンイチ氏
1973年、東京都生まれ。都内IT企業会社員にして下町の個人投資家。2005年よりブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」を執筆、現在ではインデックス投資家のバイブル的ブログに。日本経済新聞やマネー誌などに数多く取り上げられる。