「どうしよう、困った…」は意外と少数
“ブラックマンデー超え”とまで言われるほど市場が荒れると、作戦変更を迫られる投資家も多そうなもの。ですが意外なことに、「損失計上を迫られ、動きにくくなっている」と答えた人は7.1%と少なめ。「投資対象を変更している」も、ごく少数派(3.9%)でした。
また約10人に1人(9.0%)は、「特に影響は受けていない」と回答。ただし無風状態でいられたのには理由がありそうです。
「日本株は難易度が上がったので、デイトレで対応。アメリカ株はパフォーマンスの悪い銘柄を売却し1ドル158円台で円に振替。好決算でβの低い銘柄をスイング。1ドル140円台は全然円安水準で、為替差益が出ています」(マムシとスッポン)という声からは、柔軟な対応が功を奏した様子が見受けられます。
また「日経平均株価指数、外国為替ともに、プットオプションを購入済みで、下落に備えてきたから」(笑ゥいんヴぇすたぁ)」という声からは、事前準備の大切さが伝わってきます。
波乱の展開となり、まだ先が読み切れない株式市場。アンケートの声もヒントにしながら、今後の対応を考えてみてはいかがでしょうか。
《調査概要》
■調査名:【⽇経CNBC・投資家アンケート】「今夏の下落局面の対応策」
■調査対象:日経CNBC視聴者
■有効回答数:155件(10代~80代の現役の投資家)
■調査期間:2024年8月1日~2024年8月6日
■調査主体:株式会社 日経CNBC