波乱含みの株式市場、“見守る派”が約4割
ブラックマンデー超えの株価下落から約3週間。投資家にとって、荒れ模様の市場とどう向き合うか悩みどころです。
日経CNBCが現役の投資家(10代~80代)を対象に、「夏の下落局面、どう対応?」というアンケートを実施。最も多かったのはやはり、“見守る派”。「先行き不透明で静観している」と答えた人が、約4割(41.9%)にのぼりました。
静観している人のコメントに共通するのが、“先を見据える姿勢”と、“一喜一憂しないメンタル”です。
調査では個人投資家の生の声も聞いており、例えば「決算の良い銘柄を長期ホールド。短期の値動きに左右されないように心を平静に保つようにします。5年・10年先を見るようにしています」(よしえどん)という声などが。
ほかにも、「株式投資のコツは、成長を信じる投資先を選び、あとは明鏡止水の境地で見守ることだと思っています。ブラックマンデー超えの下落には心が揺さぶられましたが、構造不況に陥ったわけでないと言い聞かせています」(わっつ)といった声が寄せられていました。
併せて、「含み益が含み損になりました。高配当銘柄を少しずつ拾っていますが、しばらく静観です。現金ポジションをもっと増やしておくべきでした。オプションの余力が心配なので、積極的な買い増しはしません」(ななつ星)のように、現金ポジションをコントロールすることの大切さを指摘する声もあがっていました。