【金に投資するには?】現物や有価証券など、方法はさまざま

金投資の方法はさまざまありますが、代表的な方法は次のとおりです。

方法①:金地金や金貨を現物購入

金地金とは金そのもののことで、延べ棒やインゴット、ゴールドバーとも呼ばれます。金貨も呼称そのままで、金で作られた硬貨のことを指します。貴金属メーカーや地金商、商社、宝飾店、貴金属店で取り扱っており、現物を手にすることができ、換金しやすいのはメリットでしょう。一方、紛失・盗難リスクがあり、自宅で保管するのが不安な場合は銀行の貸金庫などに預けるのが一般的です。

方法②:純金積立

純金積立とは、金を定期的に積み立てて購入する方法です。貴金属メーカーや地金商、証券会社、銀行などがサービスを提供しています。「毎月1万円分」など金額を指定する定額積立がメジャーな方法です。金価格が安い時は多く、高い時は少ない量を買い付けるので、長期にわたり続けると平均買付価格を平準化が期待できます。

一方、「毎月〇g」というように、購入量を一定に定める定量積立のサービスもあります。どちらの方法も少額から始められ、紛失や盗難のリスクとも無縁です。ただし、買い付ける金額・量によっては手数料がかかるので事前に確認しておきましょう。

方法③:金を対象とした投資信託・ETF

投資信託やETF(上場投資信託)の中には、金(ゴールド)関連の銘柄に投資したり、金の市場価格に連動するよう目指して設計された商品もあります。ファンドマネジャーが運用するので手間はかからず、少額から始められるのが特徴です。自分で金そのものを保有しなくて済むため、手軽かつ間接的に投資する手段として、広く活用されています。

方法④:金先物取引

特定の商品を定められた期日・価格で売買することを約束する「先物取引」。対象には原油などの資源、大豆やトウモロコシといった農作物など多岐にわたり、金もその1つです。レバレッジを効かせるので現物購入に比べて少資金で取引ができ、短期間で大きな利益を狙える醍醐味はありますが、大きな損失を計上することもあります。ハイリスクハイリターンな手法なので、投資の初心者にはおすすめできません。