定期預金を資産運用の選択肢と考える人は意外と存在

昔は定期預金にも存在感があり、たとえば1990年12月末の1年満期の定期預金金利はなんと年6.08%。しかし今の20代、30代は物心がついた頃から低金利。年代によって定期預金に対するイメージは違っていそうです。

調査では定期預金の利用経験を質問し、回答結果を年代ごとに集計。結果、利用経験がある(=「利用している」+「現在利用していないが、利用したことがある」)と回答した人は60代が85%と最多。50代、40代と続きます。

若い世代は定期預金に関心がないのでしょうか。調査では定期預金の利用意向を質問し、回答結果を年代ごとに集計。結果、「利用している」か「今後利用することを検討している」と回答した人は60代が67%と最多ですが、20代でも58%、30代でも51.5%と半数を超えました。資産運用の選択肢として定期預金を挙げる人は若い世代でも一定数いるようです。

図表3 年代別の定期預金の利用経験/年代別の定期預金の利用意向 

 
出典:東京スター銀行 「マイナス金利政策解除にともなう資産形成および定期預金に関する実態調査」