Z世代は保守的? コロナ禍を経て「やりたいこと」より「安定」を求める
Z世代(1990年代後半〜2010年頃に生まれた世代)の学生は「安定」を求める傾向にある――金融庁の金融審議会が2024年1月に行った合同会合※で明らかにされた見解です。
※金融審議会「市場制度ワーキング・グループ」(第26回)・「顧客本位タスクフォース」(第6回)合同会合(2024年1月26日)
さらに、Z世代の学生が企業に安定性を感じるポイントとして、「福利厚生が充実している」 に次いで「安心して働ける環境である」を挙げる意見が多いということも分かりました。
売上高や今後の成長業界・企業であるなどの対外的な指標よりも、福利厚生の充実や安心して働ける環境であるかなど、会社選びの際に「自分にとってどうなのか」というパーソナルな観点を重視していることが見て取れます。学生が企業選択のポイントとするこれらの項目に続いて、どのような研修を望むかについても挙げられています。