節税だけじゃない? 毎月の積立額を決める当然すぎる理由とは

つみたて投資枠は年間120万円が上限。毎月だと10万円の計算ですが、みなさんいくら積み立ているのでしょうか。結果は10万円が20.6%と最多。やはり投資の節税効果をフルに享受したい人が多いようです。

ただし断トツに多いわけではなく、5万円~10万円未満が16.9%、3万円~4万円未満が15.0%、1万円~2万円未満が14.3%と結果がばらけている印象。

たしかに毎月10万円は人によってはかなり高額。調査でも積立10万円の人の70%以上が世帯年収700万円以上だったそうです。節税効果の最大化だけではなく、毎月の収入や生活費などを勘案して、無理のない範囲で積立額を決めるのが望ましいですね。

図表2 つみたて投資枠で毎月投資している積立金額を教えて下さい

出典:株式会社FreeLifeConsulting「新NISA利用実態調査」

投資信託は米国株・世界株が圧倒的も、個別株は日本株が意外と人気

何に投資するかは新NISAに限らず、永遠のテーマ。新NISAではどの投資商品が選ばれているのでしょうか。結果は、米国株の投資信託が63.9%と最多。全世界株の投資信託が50.8%、日本株の個別株が32.2%と続きます。

やはり世界の株高をけん引するエヌビディアやアップルなどのスター銘柄を有する米国株。それらを組入れる代表的な株価指数であるS&P500や、より分散効果の高い全世界株式をカバーするオールカントリーの高い人気が背景にありそうです。

一方で、日本株は分散された投資信託より個別株の人気が高いという意外な結果。具体的な個別企業の方がイメージがわきやすく投資しやすいのかもしれませんね

図表3 新NISAで投資している商品を教えてください

出典:株式会社FreeLifeConsulting「新NISA利用実態調査」