なんと10年以上が最多! 意外と「長期投資派」が多い個人投資家
新NISAが始まった今年1月、大発会(年始最初の取引日)の4日の日経平均は3万3288円。その後、6月末には3万9583円と年初来20%弱の上昇。新NISAで購入した投資商品に利益が出ている人もいるのではないでしょうか。
前述した株価予想では“強気”の個人投資家ですが、いつまで保有すると考えているのでしょうか。調査では成長投資枠を利用している人を対象に「成長投資枠で保有している銘柄の保有方針」を質問。
その結果、なんと選択肢のうち最長である「10年間以上保有する方針」という人が39.5%と最多。次が「1~10年間保有する方針」で35.9%。それに対し「1年以内あるいはそれより短期間で売却する方針」はわずか4%未満でした。
個人投資家といえば、従来はデイトレードなど短期投資が多い印象も。しかし企業が持続的成長をより意識するようになった結果、最近の個人投資家は長期投資を志向する人が多いのかもしれません。
図表4 成長投資枠で保有している銘柄の保有方針について
気になるクレカ積立の最新動向は?
投資信託の積立代金をクレジットカードで支払える「クレカ積立」。徐々に認知を拡大していますが、マネックス証券でもサービスを展開しています。
同社では2024年4月買付分からクレカ積立の積立設定の上限額を5万円から10万円に引き上げましたが、その認知度を調査した結果、「知っていた」と「知らなかった」の回答がほぼ半々に。
さらに、「知っていた」との回答者にクレカ積立の利用意向を聞いた結果、半数以上の人が前向きに受け止めていることが分かりました(「元々クレカ積立を利用していて、上限額の引き上げを受けて積立金額を増額した(したいと思った)」および「クレカ積立を利用していなかったが、上限額の引き上げを受けて積立を開始した(したいと思った)」の2つの回答を合計)。
クレカ積立はクレカのポイントが付くなどお得な積立方法として人気。ますます市民権を得ていくかもしれませんね。
図表5 クレカ積立の利用意向
【調査概要】
調査名:MONEX個人投資家サーベイ 2024年6月調査
調査方法:マネックス証券株式会社がアンケート方式で実施
調査対象:マネックス証券の口座保有者
有効回答数:1,389人
調査実施日:2024年6月6日~2024年6月10日