24年後半にみんなが注目するテーマ! 2位「長期金利の上昇」、1位はやはり…

半導体・AI、インフレ、中東情勢、長期金利上昇、円安など、最近は株価に影響を与えるニュースに事欠きません。24年後半にかけて個人投資家はどんなテーマに注目しているのでしょうか。

調査の結果、断トツ1位はやはり「アメリカ大統領選挙」。もともと4年に一度の大イベントですが、今回は20年以来となるバイデン氏とトランプ氏の因縁の対決。「もしトラ」による相場変動にも関心が集まっています。

2位は「長期金利の上昇」。11年ぶりの1%到達は大きなニュースになり、最終的にどこまで上がるのか予断を許さない状況。収益改善の期待から金融株が上がるなど、個人投資家の銘柄選択にも影響を与えているようです。

3位は「ドル円相場の円高転換」。1ドル160円を超えるなど、34年ぶりの円安更新が続く為替市場。3年連続で最高益を達成している日本企業の追い風にもなっているだけに、いつ転換を迎えるのか気になるところです。

図表2 2024年後半で注目しているテーマ

 

半年経ったけど、新NISAでいくら投資した?

新NISAは株や投資信託の売却益や分配金・配当金について、条件を満たせば非課税になるお得な制度。そのうち成長投資枠では、年間240万円を上限に、国内株式、外国株式、投資信託など幅広い投資商品を、積立でも一括でも購入できます。制度が始まって半年が経ちましたが、個人投資家は新NISAでいくら投資したのでしょうか。

調査では、成長投資枠を利用していると回答した人(全体の82.3%)を対象に「今年の投資予定金額」と「すでに投資した金額」を質問。

その結果、投資予定金額では、選択肢のうち最大である「120万円超240万円以下」という人が56.6%で最多。せっかくの税優遇、なるべく上限まで使ってメリットを享受したいと考える人が多いようです。

また、すでに投資した金額でも、やはり選択肢のうち最大である「30万円超240万円以下」という人が69.4%で最多。前回調査では61.9%だったことから、利用実績は着実に拡大しているようです。

図表3 成長投資枠での投資金額について