サステナビリティへの6つの投資アプローチ
同社では、サステナビリティを中心に据え、企業戦略、企業文化、組織、プロダクト、プロセスのほか、顧客との関わり方、投資先の企業や市場への影響力の行使といったすべての行動の礎としています。サステナビリティへの投資アプローチでは以下の6つの柱を置いています。
1.フォワード・ルッキングの観点…「3つのE」(エネルギー転換、健全な生態系、平等)に注目し、投資に関する意思決定の強化、長期のパフォーマンスを確保
2.責任ある企業行動、セクターベースでの投資対象除外…責任ある企業行動と要注意セクターに対する期待を明確化、規制や座礁資産(市場や社会環境の変化によって将来的に価値が毀損したり、大きく目減りしたりする可能性のある資産)に関するリスクを回避
3.ESG統合…リスク調整後リターンの改善
4.スチュワードシップ(議決権行使、エンゲージメント、政策提唱)…企業価値の保全、健全な規制形成に貢献、社会面と環境面で成果の促進
5.商品へのサステナビリティ統合…投資家のサステナビリティ実現の旅をサポートする投資ソリューションを提供
6.企業の社会的責任(CSR)有言実行…企業慣行や開示は、投資先企業に期待する水準と同等もしくはそれを上回るものでなければならない
高い確信に基づく6つの運用戦略を駆使
運用戦略は、高い確信に基づくアクティブ運用、エマージング・マーケット、プライベート・アセット、マルチ・アセット、システム・クオンツ投資とパッシブ、リクイディティ・ソリューションの6つの主要運用戦略にフォーカスしています。
サステナビリティを組み入れた投資プロセスにおいては、ポートフォリオ・マネージャーが超過収益(アルファ)を生み出すためクオンツおよびファンダメンタル分析を取り入れています。社内の専門家は世界中の各拠点において、詳細なファンダメンタル投資分析と独自のESGスコアのもと長期的なトレンドとサステナビリティへの移行について常に調査しています。
機関投資家や富裕層を中心にニーズが高まっているプライベート・アセットのプラットフォームでは、BNPパリバ・グループの強みを活用したプライベート・マーケットのネットワークと銀行による金融フランチャイズへの特権的なアクセス、助言サービス、オリジネーション、ストラクチャリング、運用管理における補完的なスキルを提供し、BNPパリバ・アセットマネジメントのサステナビリティ・センターを活用して対象となる投資戦略にESGを統合しています。