電気・水道・ガスの変更手続きを忘れない
電気・水道・ガスといった生活インフラは、実質的には個人ではなく世帯に紐ひもづくもの。したがって、今後故人の家に誰も住まず、生活インフラを使用しないケースを除き、解約ではなく契約者の変更手続きを行います。この手続きに、特に期限はありません。ただ、継続的に使用料の請求は発生するため、しばらく故人名義のままにしておくのなら注意が必要でしょう。
解約も契約者変更も、基本は電話で行います。ポスト投函される利用明細などに連絡先が記載されているので、そちらに問い合わせてみましょう。現在はインターネットでも一部手続きが可能です。いずれの場合もお客様番号が必要なため、番号の記載のある利用明細は手元に置いておくように。なお、解約時に支払う故人の未払いの使用料は、相続債務に含まれます。
●第3回は【「失敗しない死後の手続き」故人のマイルは相続できる可能性大。スマホの解約は少し待つのが正解】です。(7月5日に配信予定)。
決してもめない! 手続きが2時間でわかる! 円満相続のコツ 見るだけノート
監修 橘慶太
協力 湯本康平
イラスト 本村 誠
出版社 宝島社
定価 1,540円(税込)