女性活躍推進法、えるぼし、くるみんにも注目

女性管理職率が高い企業では、時短でも就業できる制度を整え、保育所設置のように安心して働ける環境も用意しています。また女性の声を経営陣に届けるための仕組みをつくり、モチベーションや能力を引き出していることも特徴といえるでしょう。

そもそも厚生労働省による「女性管理職比率の高い企業ランキング」は、女性活躍推進法に基づき、企業における女性活躍の状況に関する情報を集め、公開している「女性の活躍推進企業のデータベース」がもとになっています。

女性活躍推進法※は働く女性の活躍を後押しするためにつくられた法律。2015年に国会で成立し、2016年に施行されました。この法律によって企業は女性が働きやすい環境かという現状把握や、女性活躍を促すための行動計画の策定が必要となりました。一定の基準を満たした企業には、国から「えるぼし」「プラチナえるぼし」認定マークが付与されます。

※:正式名称…女性の職業生活における活躍の推進に関する法

子育て支援 に関しても「くるみん」「プラチナくるみん」など、育児休業取得率や労働時間数などの 段階に応じた認定マークが用意されています。

これらの制度は、“女性が働きやすい企業である”と国がお墨付きを与えるもの。認知度も上昇し、ますます注目度が高まっています。働きやすさの促進は能力を十分に発揮するためにも不可欠です。さらなる普及が期待されます。