今年も、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ株主総会に参加するため、米国ネブラスカ州オマハに行ってきました。2014年以来9回目(別に2回はコロナ禍のためオンライン総会)の現地参加です。

バフェットがいうように、オマハの空気を吸い、オマハの水を飲み、世界中から来た株主と語り合うこと、そしてなによりバフェットに会い、バフェットの言葉を直接聞くことは得難い体験です。今回は、長年の盟友だったチャーリー・マンガーが昨年11月に99歳で亡くなった後の総会――93歳のバフェットが何を語るか、大変楽しみにしていました。株主に語り掛ける言葉の数々には、投資のことだけでなく、よい人生を送るにはどうしたらいいかということについて、たくさんの示唆に富む発言がありました。そのいくつかを紹介しましょう。

株主総会会場(筆者撮影)
(プロジェクションスクリーンに映る)壇上のバフェット(筆者撮影)