今年も、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ株主総会に参加するため、米国ネブラスカ州オマハに行ってきました。2014年以来9回目(別に2回はコロナ禍のためオンライン総会)の現地参加です。
バフェットがいうように、オマハの空気を吸い、オマハの水を飲み、世界中から来た株主と語り合うこと、そしてなによりバフェットに会い、バフェットの言葉を直接聞くことは得難い体験です。今回は、長年の盟友だったチャーリー・マンガーが昨年11月に99歳で亡くなった後の総会――93歳のバフェットが何を語るか、大変楽しみにしていました。株主に語り掛ける言葉の数々には、投資のことだけでなく、よい人生を送るにはどうしたらいいかということについて、たくさんの示唆に富む発言がありました。そのいくつかを紹介しましょう。
著者情報
尾藤 峰男
びとう みねお
びとうファイナンシャルサービス 代表取締役
日興証券にて、21年間証券業務に携わった後、2000年7月 びとうファイナンシャルサービス株式会社設立、現在に至る。
金融機関から完全に独立した資産運用アドバイザー(RIA〈公認投資助言者〉)として、お客様から助言料をいただくだけ(フィー・オンリー)で、ライフプランニング、個人の金融資産や退職金の資産運用アドバイスを行っている。CFP認定者、1級FP技能士のほか、グローバル資格のCFA協会認定証券アナリスト、日本証券アナリスト協会認定証券アナリストの資格を持つ。米国株投資、グローバルな投資理論や国際分散投資に精通し、またバフェット・ウォッチャーとしても知られる。日本経済新聞、日経ヴェリタス、日経マネー、東洋経済などへ執筆・コメント多数。テレビ東京、日経CNBCなどに数多く出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」(日経BPマーケティング)、「バフェットの非常識な株主総会」(ビジネス社)。
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