——ありがとうございます。最後に、直近DC向けにどのような商品が設定されたか教えていただけますか?

2024年1月~3月ではいずれも同一シリーズのファンドになりますが、目標とする年が異なる7本のターゲットイヤーファンドが設定されました。

図7 新規設定ファンド 拡大図表示

出所:三菱アセット・ブレインズ

ターゲットイヤーファンドは、目標年に向けて株式の割合を徐々に減らす一方で債券の割合を増やし、リスクを引き下げていくのが特徴です。ターゲットイヤーファンドはこれ1本で分散投資をしつつ、ライフステージに合わせて資産配分を変更してくれる非常にお手軽なファンドです。

当ファンドシリーズは、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券と、一般的な伝統4資産と呼ばれるアセットクラスのパッシブファンドに投資します。比較的オーソドックスなターゲットイヤーファンドと言えるでしょう。

以上のとおり、1月~3月における新規設定ファンドは1シリーズのみでした。新規設定ファンドは最近下火となっている印象がありますが、新NISA制度の開始もあり、資産運用を新たに始める人が着実に増えている印象です。資金流出入動向を中心にDCの投資信託市場も拡大していくことが見込まれます。

以上、パフォーマンス動向、資金流出入動向、新規設定ファンド動向について、お話しました。