SBI証券のランキング5位に「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」がランクイン

 

SBI証券のランキング5位に、「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」がランクインしている。同ファンドはSBIアセットマネジメントが新たに設定したファンドで、国内上場企業の株式に配当利回りを重視して投資し、高いインカムゲインと中長期的な値上がり益を目指すアクティブファンドである。12月12日の設定時に61.5億円だった純資産総額は、12月26日には107億円まで増加しており、投資家から高い支持を得ているのがわかる。銘柄選定には、予想配当利回りが市場平均よりも高い銘柄を中心に、企業の収益性や安全性、株価水準などを考慮している。

12月26日時点における組入上位銘柄の配当利回りは、以下の通りである。

1.商船三井        8.19%
2.神戸製鉄所       4.03%
3.カヤバ         4.72%
4.シチズン時計      4.63%
5.AREホールディングス  4.67%

信託報酬は年0.099%(年率・税込)と、一般の投資家が購入できる国内株式に投資するファンドの中でも最低水準となっている。今後、四半期ごとにポートフォリオの見直しを行い、銘柄選定や構成比の変更を機動的に行う。また、投資成果は年4回の決算時に分配金を支払うことで、投資家に還元していく予定となっている。なお、初回の分配は2024年4月10日の予定である。

新NISAで外国株投信の購入がさらに加速か

新しい少額投資非課税制度(新NISA)が2024年1月に始まった。日本経済新聞の調べでは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券のネット証券大手5社の毎月定額で、投資信託を購入する積み立て設定の予約額が2000億円以上になることがわかった。この予約の上位には、海外資産で運用される投信が並んでいる。

SBI証券と楽天証券のランキングをみても、「eMAXIS Slim 米国株S&P500」や「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」など、米国株や世界株に投資するファンドの人気が高い。

新NISAではこれまでよりも年間投資枠が増えているので、米国株や世界株に投資するファンドは、より純資産残高を増やしていく可能性が高いだろう。