みずほ銀行ではキャピタル世界株式ファンドが1位
みずほ銀行の8月ランキング1位は、「キャピタル世界株式ファンド」だった。同ファンドは、世界中の株式に投資するアクティブファンドである。ただ、国別構成比率では、以下のように米国が約半分を占めている。
1.米国 50.8%
2.フランス 9.3%
3.英国 5.0%
4.デンマーク 4.0%
5.カナダ 3.1%
7月末時点における1年騰落率は、19.1%と好調である。ただ、欧米の金融政策転換時期や銀行の貸出態度の厳格化観測が世界経済の景気減速懸念を強めている。株式市場も不安定さを増しており、企業業績の悪化懸念がある。さらに、地政学リスクや金利上昇の影響など市場のリスク要因が存在する中、高い競争力や外部環境に影響されにくい独自の成長要因を持つ企業に注目が集まっている。
今後も世界各国の経済動向を注視しながら、長期的な視点に立った企業調査に基づく銘柄選択が必要であろう。
■キャピタル世界株式ファンド
基準価額 2万4720円
信託報酬 1.701%(年率・税込)
純資産残高 4580億円
<騰落率>
1カ月 1.3%
3カ月 14.4%
6カ月 20.6%
1年 19.1%
※7月末時点
執筆/山下耕太郎(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会)