イーロン・マスクがツイッターを買収

破天荒な発言や行動が注目されるイーロン・マスクですが、2022年はツイッター社の買収で話題となりました。

2022年4月、アメリカの実業家で電気自動車メーカー、テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が、ツイッター社を買収するという話がでました。マスク氏は、2022年1月からツイッター株を大量に取得し、ツイッターの最大株主となりました。その後、ツイッター社はマスク氏の社外取締役就任を発表しましたが、マスク氏は取締役就任を辞退し、ツイッター社を買収する意向を表明したのです。

ツイッター社とマスク氏は、2022年4月にツイッター社を1株当たり54.20ドル(総額約440億円)で買収することで合意しました。買収は2022年10月に完了し、ツイッター社は上場廃止となりました。

マスク氏は、X(旧ツイッター)をよりオープンで自由なプラットホームにすることを目標に掲げています。また、マスク氏は、X(旧ツイッター)に新しい機能を追加し、収益性を向上させることを計画しています。

ツイッター社買収は、世界中のメディアや投資家から大きな注目を集めているのです。マスク氏のツイッター改革がどのようなものになるのか、今後の展開が注目されます。

テスラは「マグニフィセント・セブン」の一角に

米国株式市場におけるマグニフィセント・セブンとは、GAFAM(アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ)と呼ばれる5大銘柄に、エヌビディアとテスラを加えた米国の主要テクノロジー企業7社を指します。

これら7銘柄は2023年初頭から米国株式市場をリードしており、その影響力から「マグニフィセント・セブン」と呼ばれているのです。

マグニフィセント・セブンの影響は大きく、2023年のS&P500種株価指数の上昇の8割はこの7銘柄の上昇で説明できます。2024年5月13日時点のテスラの株価も、2023年初頭から1.5倍以上に上昇しています。今後のマグニフィセント・セブンの業績動向に注目です。

文/山下耕太郎