4月のエマージング株式資金流入額1位は「高成長インド・中型株式ファンド」(76.57億円)
4月のエマージング株式型ファンドの資金流入額1位は、「高成長インド・中型株式ファンド」だった。同ファンドは、インドの中型株式を主要投資対象とするアクティブファンドである。そして、実質的な運用はインドの代表的な総合金融グループである「コタック・マヒンドラ・グループ」が行う。4月のインド株式市場は上昇した。これは、欧米の金融危機懸念の後退、RBI(インド準備銀行)の政策金利据え置き、堅調な企業業績などの要因によるものである。規模別では中型株が大型株を上回り、セクター別では不動産、金融などの上昇率が大きくなった。5月以降も、高水準の資金流入が続くかどうかに注目している。
■高成長インド・中型株式ファンド
基準価額 9903円
信託報酬 2.0505%(年率・税込)
純資産残高 1096.96億円
<騰落率>
1カ月 3.6%
3カ月 3.8%
6カ月 -9.0%
1年 -2.2%
※4月末時点
文/山下 耕太郎