介護が必要になった時、いくらあれば安心?

「人生の三大費用」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?

住宅費用、教育費用、そして老後のお金の3つです。長い人生の中で、この3つが最も「お金がかかる」と言われています。

年々、寿命が延びていることを考えると、これらに「介護費用」も加えて、いずれ「人生の四大費用」と呼ばれるようになるかもしれません。

このなかで、老後のお金が最も重大視されるのは、「収入がなくなってから必要なお金」だからです。

もちろん、住宅費用や教育費用も多額のお金がかかりますが、「現役で働いていれば、定期的な収入があるため、なんとかなる」のです。

老後のお金のなかで、生活費についてはおおまかに把握しました。ここでは、生活費以外で将来、大きな負担になるかもしれない「介護費用」について確認しましょう。

介護費用は、大きく「高齢者向け施設にかかる費用」と「介護にかかる費用」の2つに分けて考えてみましょう。

いま50歳の人が、将来、高齢者向け施設に入居するかどうかを具体的にイメージすることは難しいでしょう。実際、その時になってみなければ、施設に入居するのかどうかなど、わかるはずはありません。介護にかかる費用についても同様です。

ただ、老後のお金については、ある程度、余裕をもって多めに見積もっておくほうが安心です。将来、あなたが高齢者向け施設に入居し、介護をしてもらう前提で考えてみてください。

まずは高齢者向け施設についてご説明します。

一口に高齢者向け施設といっても、「介護が必要なのかどうか」「公的施設か民間施設のどちらか」といった条件によって、サービス内容や費用は大きく変わってきます。

介護が必要な人向けの公的施設には、主に特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院(介護療養型施設)があります。民間施設には、主に介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、グループホームがあります。

介護が不要な自立した人向けの公的施設には、軽費老人ホームとケアハウス、民間の施設は、サービス付き高齢者向け住宅、シニア向け分譲マンションがあります。

それぞれの特徴は、下図で確認してみてください。