2022年12月、SMBC日興証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

SMBC日興証券の12月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。11月は1.34%のプラスリターンとなったものの、12月末の基準価額は18,901円と11月末の20,236円に比べて約6.6%の下落となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。12月は、同ファンドに約446億円の資金流入があった。これは、国内公募株式投信(ETF除く)の中で5番目の大きさである。今後も、日経平均株価が下がるときは、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 20,236円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,242億円

<騰落率>
1カ月 1.34%
3カ月 0.15%
6カ月 3.18%
1年    1.91%

※11月末時点

全体を見て:外国株式型ファンドが人気

SMBC日興証券では、外国株式型ファンドの人気が高かった。ランキング6位の「インベスコ 世界厳選株式オープン(毎月決算型)」は、株式投資の王道である「成長+配当+割安」を追求して銘柄を選ぶアクティブファンドである。11月は+3.92%となり、1年騰落率も+10.94%と堅調なパフォーマンスとなっている。2023年も、SMBC日興証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
基準価額 8,600円
信託報酬 1.903%(年率・税込)
純資産残高 2,459.96億円

<騰落率>
1カ月  3.92%
3カ月  4.27%
6カ月  4.90%
1年    10.94%

※11月末時点