国内株式アクティブファンド資金流入額ランキング
国内株式アクティブファンドの資金流入額(2022年1~11月)ランキングは、以下の通り。
この中から、2つの注目ファンドを紹介する。
ひふみプラス
国内株式アクティブファンドの年初来資金流入額1位は、「ひふみプラス」だった。同ファンドは「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資をするアクティブファンド。2012年の運用開始以来、成長企業の目利き力と柔軟な運用姿勢、また顔が見える運用が評価されている。ひふみプラスは運用10周年を迎え、「ひふみ」シリーズを保有している投資家は100万人を突破。国内株式型ファンドの中でも最大の純資産残高を誇るファンドである。2022年11月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.東京海上ホールディングス(8766) 2.36%
2.GMOペイメントゲートウェイ(3769)1.80%
3.日本電信電話(9432)1.76%
4.三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)1.68%
5.味の素(2802)1.57%
ひふみプラスは「つみたてNISA」の対象商品となっている。積立投資している投資家も多いので、2023年も資金流入が続く可能性は高いだろう。
■ひふみプラス
基準価額 4万5864円
信託報酬 1.078%(年率・税込)
純資産残高 4778.90億円
1カ月 1.28%
3カ月 0.79%
6カ月 1.80%
1年 -9.03%
(11月末時点)
インバウンド関連日本株ファンド
中長期的な視点でインバウンド需要の増加およびその波及効果により成長が期待できる銘柄に投資するアクティブファンドで、11月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.ソニーグループ 3.26%
2.三井不動産 3.14%
3.パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス 3.08%
4.寿スピリッツ 2.85%
5.西武ホールディングス 2.82%
米国の金融引き締め政策や日銀の金融政策の先行き不透明感などから、株式市場は不安定な動きが続いている。ただ、訪日外国人の増加や全国旅行支援などが下支えになることから、インバウンド需要は回復傾向が見込まれている。引き続きインバウンド関連銘柄への注目が集まる可能性は高いだろう。
■インバウンド関連日本株ファンド
基準価額 1万3399円
信託報酬 1.705%(年率・税込)
純資産残高 489.62億円
1カ月 1.99%
3カ月 2.80%
6カ月 9.26%
1年 10.02%
(11月末時点)