「弁護士保険」ってどんな保険?

袴田さんの事件を見ると、「自分が冤罪に巻き込まれたら」と不安になるかもしれません。

法律のトラブルが起こったとき、強い味方となってくれるのが弁護士です。刑事事件はもちろん、民事上の争いにおいても私たちの主張を専門家の立場から代弁してくれます。

しかし、高額な費用から弁護士への相談をためらう人も多いでしょう。弁護士費用を補償してくれる「弁護士保険」を活用してみてはいかがでしょうか。弁護士への相談や依頼を巡って発生する費用を補償する保険です。

弁護士保険は、主に少額短期保険(※)の分野で販売されていますが、自動車保険や火災保険などに付帯しているケースも少なくありません。一度補償内容をチェックしてみてください。

※少額短期保険:一定の補償額、期間に限って補償を行う保険。補償額の上限は1000万円。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。