2022年11月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

りそな銀行の11月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。日経平均株価は、日本の株式市場全体の動きを示す株価指数のひとつ。225銘柄から構成されており、日本経済新聞社が算出・公表している。11月の同ファンドの騰落率は+1.34%となった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向があり、11月は同ファンドから約147億円の資金が流出した。これは、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で最大である。12月以降も、日経平均株価が上昇する局面では売りがでる可能性が高いだろう。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 20,236円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,242億円

<騰落率>
1カ月 1.34%
3カ月 0.15%
6カ月 3.18%
1年    1.91%

※11月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

りそな銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」は、世界の株式や債券に投資するバランスファンドである。MLP(エネルギー事業を主な収益源とする共同投資事業形態)やREIT(不動産投資信託)、ハイイールド債券、新興国債券など利回りの高い金融商品も投資するので、同ファンドのポートフォリオの利回りは8.57%と高い。10月末時点における1年騰落率も+22.25%となっており、12月以降もりそな銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド
基準価額 14,433円
信託報酬 1.58%(年率・税込)
純資産残高 331.3億円

<騰落率>
1カ月  7.05%
3カ月  8.89%
6カ月 10.84%
1年    22.25%

※10月末時点