確定拠出年金(DC)を検討されている方から質問されることとして多いのが「(自分が)死んだらどうなりますか?」というものです。

レアケースではありますが、知っておきたい“老齢給付金以外で受け取る方法”について、みてみましょう。

DCを老齢給付金以外で受け取る方法は、下記の3種類となります。
①  死亡一時金
②  脱退一時金
③  障害給付金

どの方法も制約があり、上記の①~③の方法で実際に受け取った人は多くありません。たとえば企業型DCの場合(2020年度実績)、老齢給付金が77,106件で加入者数750万人の1%程度です。それに対し、脱退一時金は6,295件で老齢給付金の10分の1以下、死亡一時金は5,349件、障害給付金は1,760件となっています。
※運営管理機関連絡協議会「確定拠出年金統計資料(2021年3月末)」

次のページからは、質問例を交えながら各ケースについて説明していきます。