2022年9月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワ・USーREIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

ゆうちょ銀行の9月ランキング1位は、「ダイワ・USーREIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは米国のリートに投資し、配当利回りを重視した運用を行うリート型ファンドである。9月は9.8%のマイナスリターンとなった。米国でインフレ率が上昇し、FRB(米連邦準備制度理事会)による大幅な利上げが続くとの懸念が高まったからだ。ただ、配当利回りが4%あるので、インカムゲイン狙いのファンドとして魅力が高い。長期での運用対象として、10月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■ダイワ・USーREITオープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)  
基準価額 2,350円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高 6,567億円

<騰落率>
1カ月  -9.8%
3カ月  -6.3%
6カ月 -11.4%
1年       6.7%

※9月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

ゆうちょ銀行ではバランスファンドの人気が高かった。ランキング5位の「JP4資産バランスファンド 成長コース」は、日本と海外の債券と株式に分散投資することで、安定的な収益の確保と信託財産の着実な成長を目指すバランスファンドである。「安定コース」「安定成長コース」「成長コース」の3つのコースがあり、「成長コース」は株式70%、債券30%の積極運用を行う。8月末時点における6カ月騰落率は4.87%、1年騰落率は2.8%と安定的なリターンをだしており、10月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■JP4資産バランスファンド 成長コース
基準価額 15,742円
信託報酬 0.63965%(年率・税込)
純資産残高 557.22億円

<騰落率>
1カ月 0.44%
3カ月 1.61%
6カ月 4.87%
1年    2.86%

※8月末時点